Twitterを見てくださっている方はご存じかもしれませんが、この4月から個人宅でのお掃除バイトを始めてみました♪
今までドイツでは、大学での演奏会の時のスタッフや、日本食レストランのホールスタッフなどのバイトをしてきましたが、掃除バイトはその中で時給もダントツ高くて仕事内容も私にはピッタリでした。
始めてから1カ月半ほど経ったので、仕事内容や時給、大変なことなどを詳しく書いてみたいと思います。
ドイツのお掃除バイトってどんな感じ?と気になる方に、参考になればうれしいです♪
時給と頻度は?
まずは気になる時給と働く頻度について。
個人との契約なので、契約するお家(雇用主)によってそれぞればらつきがありますが、私の契約は時給12ユーロで週に1回2時間の勤務です。
特に専門知識も要らず(掃除や洗剤の知識はネットで調べられれば十分)、経験もないのに12ユーロはバイトとしては結構良いです♪
日本食レストランなんて、普通にドイツ語力も必要でめちゃくちゃ忙しく酷使されるのに最低時給すれすれってところ多いよねぇ。
私は経験なしだったので今回12ユーロで契約しましたが、個人宅の掃除バイトを探しているとだいたい12~15ユーロの時給で募集している人が多いので、もう少し経験を積めば高い時給でも契約できるのではないかと思います。
有休もとれる!契約内容について
私の雇用主は、Minijob‐Zentraleというところ(バイト契約センターみたいな感じ?)に登録してくれて、契約内容も想像よりしっかりしていました。
驚いた点を具体的に言うと、
・6か月間は試用期間。この間なら2週間で辞められる/辞めさせられる。
・1年に4日の有給休暇を取れる。
この2点。
正直、個人宅でのお掃除バイトの契約ってもっと適当な感じかと思っていたので、こんなにちゃんとしてるというのは意外でした。
1週間に1度のバイトで4日有休をとれるってことは、例えば1カ月日本に一時帰国してる間まるまるバイト代をもらうことも可能ってこと!
しかも契約書を書きながら内容を全部説明してくれたし、私にも書類を1部ちゃんと渡してもらえたので安心感がありました。
バイト契約となるとこの辺適当な雇用主は多いですが、契約書にサインするまえに内容をしっかり確認してこちらにも1部渡してもらうということを、雇われる側も忘れないようにしないといけませんね。
仕事内容は?
私が掃除してるおうちでは、個人の部屋はノータッチで、リビングルーム・キッチン・バスルーム・廊下の掃除とゴミ出しのみです。
具体的には…
・1か月に1度窓掃除とオーブンの掃除、排水溝のつまり取り洗剤
・床を掃除機かけて、濡れたモップで拭く
・天井から下がっているランプシェードを拭く
・棚は外からのみ拭く
・キッチン・バスルームの壁のタイルを拭く
・コンロ、テーブル、作業台、シンク、鏡、扉をきれいにする
・トイレ掃除とシャワーブースの掃除
・洗っていない食器があるときは洗う
・ごみがたまってたら出して、ごみ袋のセット
こんな感じです。
契約どおり、2時間あれば終わります。
窓掃除をしない日はちょっと余裕があるので、お風呂場のタイルのカルキを念入りにきれいにしてみたり、お子さんがテーブルに書いちゃったボールペンの跡を消してみたり、オーブンの天板をピカピカにしてみたりしてます。
バイト募集を見てると、これらのほかにアイロンがけや階段の掃除、洗濯などが仕事内容に入っているところもよくあります。
洗濯はうっかり色移りさせちゃったり縮めちゃったりが正直怖いなあ。自分の洋服でさえ1年に1回くらいはやらかすので…。なので私は洗濯が仕事内容に入っていないところを探しました。笑
洗剤や掃除道具はどうするの?掃除のやり方は?
これもおうちによって違うかもしれませんが、私のところでは基本的にもともとある洗剤や掃除道具を使います。(手荒れしそうなのでゴム手袋だけ持参してます)
契約するときに一通り洗剤や道具を見せてくれて、もしほかに使いたいものがあったら言ってくれれば買うからねと言われました。
やっぱりドイツ人式の掃除は日本とちょっと違うので、使い慣れない洗剤や道具が多かったですが、とりあえず1回ここにあるものだけで掃除してみてうまくいかなかったらまたお伝えしますと宣言して一度やってみました。
今は簡単にYouTubeなどでもドイツ人式の掃除の仕方を調べられるし、知らない洗剤の使い方もすぐわかります。
1回目の掃除の前にちょっと予習して行ったら全く問題なかったよ!
わざわざお金を払って他人に掃除を頼むような人はもともときれい好きの人が多いだろうから、掃除道具が足りないなんてことはなかなかなさそうです。
掃除の仕方は自由で、結果的にきれいになってればいいよ~っていうゆるい感じ。
これもおうちによって、やり方を詳しく教えてくれてその通りにやらなければいけないパターンもあると思います。
鍵の受け渡しなど
私が掃除しているおうちは、家庭の事情で週に1回以上家族全員が別の家に泊まる曜日があるので、その間に私が自分で鍵を開けて入って、掃除が終わったら勝手に出ていくというスタイルです。
掃除中は誰も家にいないし、一日中いつでも好きな時に行っていいのでとても気楽です。
合鍵はおうちの人が必要な時もあるらしいので、掃除の日の前日に私の家のポストに鍵を入れてもらって(職場が近いらしい)、掃除が終わったら部屋に鍵を置いたままドアをオートロックだけで閉めて出る、という風にしています。
良かったことや楽しいことと、ちょっと嫌なこと
私は一人でちまちました作業に没頭するのが好きなタイプなので、オーブンやコンロの焦げ落としとか、シンクをピカピカにしたりとか、基本的な掃除の作業は楽しくて仕方ないです。笑
普段使わなかった洗剤の知識も身につくし、自分の家を掃除するときも以前より効率が良くなったと思います。
また、時間の融通が利くのもありがたいです。音大生はちょこちょことイレギュラーな予定が入りが日なので…。
逆にちょっと嫌だな~と思うのは、
・お皿を洗うときにむわっと匂うよくわからない食べ物のにおい
・その家についたタバコのにおいが髪や服にもついてしまうこと
・トイレの便器が汚れているとき
です。
でもまあ仕事だと割り切ればそんなに気にならないです。週に1回だけだし、時給も安くないし(そこ大事)。
面接の前に考えておくといいこと
面接→契約、の時に質問されてちょっとだけ困ったことが2つありました。
・普段の掃除で何の洗剤を使っているか
・すべての掃除を終えるのにどれくらい時間がかかりそうか
この2点です。
普段家で使っている洗剤って、把握しているつもりでも意外と「テーブル拭くときはあの…なんか緑のスプレー(なんてやつだっけ)」とかそんな程度のぼんやりした認識だったりするんです。笑
万が一聞かれたときにさらさらっと説明できたほうが相手も安心感があると思うので、一通り確認しておくといいと思いました。
あとは掃除にかかる時間について。
2時間という契約だからなにがなんでも2時間で終わらせるぞっという気持ちでいたのですが、契約の時に、部屋を見てみて全部の作業を終えるのにどれくらいかかりそうかと改めて質問されました。
正直家で掃除するときは全ての場所の掃除を一気にやらないし、あんまり見当がつかなくて、「うーん、やってみないとわからないけどたぶん2時間あれば足りると思う」と答えるしかありませんでした。(やってみたらちょうど2時間で終わってちょっと感動した!笑)
もし余裕があれば、自分の家で家じゅうの掃除を一気にやってみてどれぐらいかかるかを計っておいてみると、目安がわかって良いと思います。
まとめ
掃除バイトについて、経験してみてわかったことを書いてみました♪
バイトで初めて使ったおすすめの洗剤や、掃除バイトの探し方なども需要がありそうだったら書いてみようかな?と思っていますが、どうでしょう?
参考になればうれしいです♡
それではまた(=゚ω゚)ノTschüss!!
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