海外から日本の動画を観たい時、どうしていますか?
・Netfixの日本からしか観られないコンテンツ
・日本のAmazonアカウントのPrime Video
・日本のテレビ番組を観られるTVer
などは、海外からは基本的に観ることができないようになっていますよね。
私はそういった日本のコンテンツを楽しみたい時は、筑波大学の無料のVPNサービスを使っています。
そう言うと、
それ、使ってみたけどつながらないから結局別の有料のVPNを契約したよ…
という方が周りでもよくいるのですが、そういう方は筑波のVPNを使うときのコツを知らないだけだったという場合もとても多くて、なんかもったいないなあ…と思ってしまいます。
ネットで調べてみても、筑波のVPNはつながりにくいからと有料VPNサービスへ誘導してアフェリエイトで稼いでいるブログが沢山…。笑
もちろん有料のVPNにも、すぐに確実につながる簡単さや速さなどメリットがあるので、目的によっては契約するのも全然ありです。
でも私のように、日本の動画コンテンツやラジオなどを楽しみたいというだけの目的なら、コツさえ知っていれば無料の筑波のVPNで問題なく使えるので、今回はそのコツをまとめてみたいと思います。
※筑波のVPNサービスそのものについてや詳しい使い方などは、わかりやすくまとめてくださっているサイトがたくさんあるので、わからない方は検索してみてください。
接続するサーバーを選ぶときに気を付けるポイント2つ
筑波のVPNを使ってみたことのある方はわかると思いますが、こんな感じでずらっと並んだVPNサーバー一覧の中からどれに接続するかを選びますよね?(このページです→VPN Gate 筑波大学による公開VPN中継プロジェクト)
その時の選び方に、気を付けるポイントがあるんです。
パソコンでこの記事を見ていただいてる方には画像の中の文字が小さくて読みずらいかも!ごめんなさい!
ポイントその1: 回線速度
個人的に、VPNでの日本の動画視聴を成功させるためにこれが一番大事なポイントだと思うのが、回線速度です。
回線速度は、以下にピンクで囲った数字です↓
Mbpsという単位で記載されています。
この数字が大きければ大きいほど、回線速度が速い=動画でもサクサク再生できる、ということになります。
経験上、この数字が一桁のVPNサーバーはほぼ使い物になりません。三桁ならベストで、二桁でもまあ問題ない、という感じです。
なので、例えばこのような一覧↓だったら、選ぶべきはただ一つ、ピンクで囲ったこのVPNサーバーだけです。
ほかの日本のVPNサーバーと比べてみると、回線速度が一桁のものばかりのなかでこれだけが三桁ですよね。これを選べばまず問題なくつなげると思います。
ポイントその2: 連続稼働時間
回線速度が速いものに狙いを絞ったら、次に見るポイントは『連続稼働時間』。
連続稼働時間は、このピンクで囲ったところの『~日間』という数値です。↓
上の画像ではたまたまどれも60日間ですが、これが14日間だったり0分間だったりいろいろあります。
ポイントは、この日数(または時間数)が多すぎても駄目だし0分間でも駄目だということ。
例えば60日間なんて言うのは多すぎて、まずつながりません。
ベストなのは1日~20日くらいのあいだ。
0分間というのはまだちゃんと起動されていないということらしく、これもまた繋がらないので注意が必要です。
UDPでダメならTCPで試してみる
VPNサーバーを選ぶときのポイント2つに気を付ければだいたい問題なく繋がるのですが、それでもダメな時に試してみることがあります。
スマホやタブレットを使うときはOpenVPNというアプリを使って筑波のVPNに接続しますが、そのための『OpenVPN設定ファイル』をダウンロードするときに、このような画面が出てきますよね。↓
その際、ピンクで囲った部分にUDPまたはTCPと書いてあるのに注目してみましょう。
片方しか選択肢がない場合もありますが、両方ある場合はまずUDPのほうを試してみて、つながらなかったらTCPを試してみるとつながることがあるんです。
そもそもUDP/TCPって何なのかという詳しい説明は、IT用語に疎い私には難しいのでググっていただきたいのですが(…笑)、私の解釈で簡単に言うと、UDPは速度が速く、TCPはファイヤーウォールを突破しやすいという特徴を持った通信方式のこと、です。
毎日ベストなVPNサーバーに接続しなおす
さて、上でご紹介したポイントに気を付けてうまくつながったとしても、翌日になってまたOpenVPNのアプリから前日と同じVPNサーバーにつなごうとするとだいたい失敗します。
コンテンツ側が対策をするのか、使う人が増えて速度が落ちてしまうのか、原因はよくわかりませんが…
なので私は、次の日になってまたVPNに接続したい時は、その時最新のVPNサーバー一覧からベストなVPNサーバーをまた新たに探して、それに接続します。
手間に感じるかもしれませんが、探してつながるまでせいぜい1分程度でできちゃうので、大したロスではないかなと私は思います。
スマホで筑波のVPNを使いやすくする準備
最後に、繋げやすさとは何にも関係ないのですが、スマホでVPNを使いたい場合により使いやすくするための工夫をご紹介します。
些細なことですが、これをやっておくことで毎回の接続作業がちょびっと楽になります。
はい、こちらは私のスマホの動画関係のアプリたちです。(なんだか恥ずかしい…!)↓
黄色で囲ったところを見ていただければわかるように、OpenVPNのアプリの横に、VPNサーバー一覧のページのショートカットを置いておくんです。それだけ。
こうしておくと、VPNにつなげたい時にいちいちブラウザを開いてお気に入りからこのリストを開いたりする手間が省けて、時短になります。
ショートカット作成は、私が使っているAndroidのChromeの場合、
『ショートカットで開きたいページ(VPNサーバー一覧)上で右上の三点をクリック→”ホーム画面に追加”をクリック→追加』
でできます。
英語ですが、参考までにこんな感じです↓
iPhoneのSafariなどのブラウザでも同じ機能があります。
まとめ
筑波の無料VPNサービスでスムーズに日本のコンテンツを楽しむためのコツをご紹介しました♪
まとめてみましょう。
・回線速度が速く(=Mbpsの数字が大きい)、連続稼働時間が短いけど0ではないVPNサーバーを選ぶ。
・UDPでだめならTCPを試してみる
・次の日はまたVPNサーバーを選びなおす
・ショートカットを活用して効率化
いかがだったでしょうか。
ITはそんなに詳しくないので、詳しい方が読んだらもしかするとめちゃくちゃな説明になっているかもしれませんが(笑)、無料でVPN使いたいけどうまく繋がらないよ~という方に少しでも参考になればうれしいです♪
それではまた(=゚ω゚)ノTschüss!!
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